澄み渡る宇宙の中

 

再会は唐突だった。

新たな支援機・ガンアーチャーとの同期テストの為にパイロットスーツに着替えて待機しているアレルヤ。私はそんな彼を遠目に見ていた。
今は刹那がダブルオーで同期テストを行っている。アリオスの隣りでは惜しみなくGN粒子を振り撒くダブルオーガンダム。
目を覆いたくなる程の光をダブルオーが放出しているところだった。アレルヤが頭を抱え込んだのは。
「アレルヤ?!」
慌てて彼のもとに駆け寄った。膝をついたまま、アレルヤは痛みに呻いている。
「アレルヤ! 大丈夫?! アレルヤ!」
まさか脳量子波による頭痛だろうか。彼は自分でもう脳量子波は使えないと言っていたのに。
どうする。このままでは同期テストどころの話ではない。
そのとき、アレルヤが何ごともなかったかのように立ち上がった。先ほどの痛みなど全く感じていないと言うように。
「アレルヤ、……あ、れ? え……」
無理しないで。そう言いたかったけれど声には出来なかった。
ヘルメット越しにちらりと見えたアレルヤの瞳は、とても彼のものとは思えない。
「――――」
「えっ?」
彼が何かを喋った。その内容が何かは分からなかったが聞こえた声は確実にアレルヤではない彼のもので。
「……ったく、おちおち寝てもいられねぇぜ」
こちらを振り返るその眼差しを間違える筈がない。その瞳に見つめられるのは四年ぶりだ。
そういえばこの名前も久々に呼ぶような気がする。
「なんて顔してんだよ。はっ、馬鹿面にも程があるだろ」
「うん……そりゃそうだろ。許してよ、……ハレルヤ」

 

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